川越市政90周年を記念して、日本の伝統文化である「茶の湯」を、多くの方々が気楽に接し、知ってもらうために始めた「茶あそび 彩茶会」は、今回が2回目です。
本格的な茶席から、茶の湯を全く知らない方でも楽しめる茶席まで、バラエティーに富んだ内容になっています。
特に今回は、川越とご縁が深い遠州流茶道のお家元の献茶式が行われ、話題はマスコミに大きく扱われました。
これら各茶席の様子を写真でお伝えします。
中院での遠州茶道宗家・小堀宗実家元による献茶式
中院本堂にて川合善明川越市長を始め、川越の名士や茶道の各流派の代表や狭山茶の生産者、茶道に興味を持つ一般市民の皆様まで多くの方が参列され、小堀宗実家元のご奉仕による厳かかつ華麗な献茶式が行われました。参列された皆様は、なかなか見ることができないお家元の素晴らしいお点前に大いに感動されていました。 |
川越茶・狭山茶の発祥の地として平安時代の初期にまで遡る古い歴史のある川越の古刹、天台宗別格本山中院では3月17日に遠州茶道宗家13世 小堀宗実家元をお迎えし、献茶式が行われました。これは、遠州茶道宗家の祖で徳川将軍の茶道指南役であった大名茶人の小堀遠州とその当時の歴代川越城主、酒井忠勝、堀田正盛、松平信綱とが茶道を通じて深い交流があったことに由来します。 |
蓮馨寺では仁恵衣舟氏による琵琶演奏「源義仲」の語り
川越市の中心にある蓮馨寺では、メイン会場として17日、18日共にいろいろなお茶会やイベントが開催されました。 本堂では埼玉県出身の源氏の武将『源義仲』を題材にした琵琶の弾き語りが琵琶奏者仁恵衣舟さんによって行われました。これまでの琵琶の曲と異なり事や笛、鼓などを加えた華やかな演奏で人気を呼びました。 客殿では国分寺市の先生による茶席が、遠州流の庭を眺めながらの茶席に入席された方々は大満足の様子でした。 |
また、境内では狭山市の皆さんによる野点で、インストラクターの指導で自分で茶を点てる体験茶席や全国のお茶の品評会に入選した究極の狭山茶の試飲ありとても好評でした。 蓮馨寺の茶席には埼玉県立塙保己一学院(旧県立盲学校)の生徒をご招待、体験茶席で茶の点て方を教わり、客殿の茶席で一服いただいて、琵琶の演奏を聴く楽しい一日を過ごされました。 |